不安と不満③

お悩み相談室

もっと前向きに、くよくよ悩まずに等々言われますが、不安を無くすというのは、そのように気合いでなんとかなるような性質のものではありません。

精神論ではなく、何故、自分の内面に不安を抱えてしまうのかを考えてみるのです。

例えば様々な事由から、自分を抑制し続けてきた過去があると、なかなか新しい世界へ踏み出すことが出来ずに、不安を抱えたまま不満を我慢していく。

他人から見たら、何故あの人はあんなにも今の状況を我慢しているのだろう…ということがあります。

人が理屈に合わないことをしていることには、心理的な理由があるのです。

心理的理由の中で、大きな要素を含めているのが、不安です。

大事なのは、この不安と向き合っていくことです。

抑制し続けてきた過去を、過去の問題として対処していく。

世の中は動いており、今もなお抑制しなけれなならない環境ばかりな訳ではありません。

過去の不安の再体験をしないよう考えてみるのです。

現在に、過去の錯覚を持ち込まず、錯覚を修正するのです。

過去に対処出来なかったことを、今のことがらに当てはめないことです。

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