人は些細な、いやその時には些細だなんて思えないのだけれど、傷つくものです。
傷つくことは疲れるし、傷つきたくはないけれど、大事なのは傷つかないことではなく、自分が腐ってしまわぬよう気持ちを整えて、傷ついた事から何かを学び、成長していくことだと思うのです。
傷ついた時に、自分で自分に手当てをする。
その時に、勇気というものが必要になると思います。
勇気というと、難題に向かって果敢にチャレンジしていくようなイメージを抱きますが、受け入れていく勇気もあるのだと思うのです。
それは例えば、相手が自分に対して言った事、言った内容を、全てそうだなと受け入れるということではありません。
相手が自分に対して何かを言ってきた、その事実を受け入れるのです。
その事実を受け入れた時に、自分のやるべき事、取るべき行動が見えてきます。
その事実を受け入れて、その内容は、その言葉は、自分には必要のないものだったら、捨ててしまっても構わないのです。
傷だらけになった自分に、そんな勇気を持って優しく手当てをする。
人間には、自己治癒力が備わっています。
そうして自分を手当てできる人は、他人のことも手当てができるのです。
傷ついた時に、傷つかなかった時には分からなかった痛みを分かることができた。
その痛みが優しさに繋がっていく。
それが、自分が変わっていくということだと思うのです。
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