春が来て、自宅の庭に新たにお花や野菜の苗を植えました。
とは言え狭い庭なので、その殆どがプランターなのですが。
なかなか上手には育てられないのですが、そんな時にふと立ち寄った百均で、造花を目にしました。
良く出来ているなぁと、そのクオリティの高さに感心して、数本を購入しました。
空いているプランターに飾ると、色鮮やかで良い感じです。
数日は綺麗だなと眺めていたのですが、やはり違和感を感じるのです。
それは視覚的にというよりは、心が違和感を感じるのです。
厳しい冬を越して新たな蕾を付けている花もあれば、咲く時期をじっと待っている花もある。
たとえ今は花が咲いていなくても、芽が出ていなくても、命の息吹を感じるのです。
そこに存在してくれているだけで、あたたかみを感じるのです。
私たち人間も、花を咲かせられない時もある。
厳しい季節を耐えなければならない時もある。
それでもそこにあなたがいてくれるだけで、存在しているだけで、嬉しい気持ちになる人もいるのです。
あなたが命を生きている、それだけで和む人がいるのです。
人生は、いくつになっても勉強ですね。造花には造花の良さもありますが、やはり私たちの心は、きちんと生命を感じるようです。
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