子供の成長は早いものですよね。
目に見えて変化が現れる。
それでは私たち大人はどうでしょう?
そう早くは変わらないのではないかと思っている人も多いのではないでしょうか。私もそうです。
自分があまり変化をしていないものだから、世の中や自分を取り巻いているものも、そう変わらないのではないかと捉えがちになる。
でも実際には、考えもしなかった事が起きたり、昨日まであったものがなくなったり、変化していく。
ご存知のように、人間の身体も物資的にみたら、一年で90%の細胞が生まれ変わっています。
細胞により、早い遅いはありますが(生物学的には様々な議論もありますが)
身体の70%位を占めると言われている水分も入れ替わっていく。
変化をしていくのです。
世の中や自分を取り巻く世界も常に変わり続けていく、変化していくという視点を持つことが大事だと思うのです。
例えば、子供さんが乳児の頃、幼児の頃、小児の頃、思春期と接し方は変わりますよね。
思春期に幼児期のように扱われたら子供はたまったものではないし、反対に幼児期に思春期のように扱われても困り果ててしまう。
子供の成長を見ながら、子供に合わせていく。
子供の成長を見ている。
今のままではなく変化すると分かっているんですよね。
自分の回りも、もちろん自分も変わっていくのだ。
変化していくのだという視点を持ちながら、物事を捉え考えていくと、大切なものを大切にしていけるのではないでしょうか。
執着を手放す。
よく言われる話ですが、コップから溢れたミルクは、もう元には戻らないのです。
いつまでもいつまで経っても「ああ、溢れてしまった」「溢れさえしなかったら」と思い嘆き続ける人がいます。
変化するというのは悪い方にばかりではありません。
良い方にも変化するものです。
また新しいミルクを入れられる。
失って暫くは、人はその感情に身を置くものです。
その時間は、変化に対応する、新しいものを受け入れる為にも必要なものでもあります。
そうして、人間も世の中も変化していくことが当たり前だというところに目を向けてみる。
そう捉えて考えてみる。
人間は過去を生きていくものではなく、今を生きていくものだと私は思うのです。
今が原点。
だから人間は悲しいことが起きても、また歩いていける。生きていけるのだと思います。
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