アナログ時計を見てみると分かりやすいのですが、時間というのは絶え間なく流れています。
時間や分の表示があり、一日の様々な事柄は時間で区切られ、一年の様々な行事も月という時間の単位で区切られていたりします。
そんな事からも、私たちは点と点の間を時間と捉えがちです。
例えば、新鮮な野菜を買ってきたとします。冷蔵庫の奥の方に入れておいたのを忘れて数週間もすれば腐ってしまいます。「あー勿体ないことをした」「あんなに新鮮だったのに、すっかりと変わってしまった」
新鮮な野菜と腐ってしまった野菜を比較して、時間の経過を感じる。点と点の間に時間を感じる。
実際には絶え間なく変わり続けているのです。「いつの間に」こうなったのではなく、変わり続けている中でこうなったのです。
自分の身体も同じです。「少し無理が続いているな」「ここのところ暴飲暴食が過ぎているな」それでも何か現象が起きる時まで、変化し続けていたことに気がつかない。人間関係でも同じです。
変わるということは、変わったということは、変わり続けてきた結果なのです。そして、その変化というのは絶え間ない。時間の流れも絶え間ないのです。
瞬間瞬間にも目を向けてみる。変わり続けていくものに執着を持たない。そんな考え方が、人生を豊かに生きるヒントになるのかもしれませんね。
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