子供の人見知りというのは、良好な状況である場合が多いものです。
乳児早期にある不快な状況を快に変える為に、必要なタイミングで継続して、様々なものを、事を提供していく。
充足されていくと、自己肯定感の基盤を抱きながら、安全感を獲得して、
子どもにとって親は安全の基地になっていきます。
安全というのは状態ですが、そうして絆ができ始めると、
愛着対象者の傍にいると安心だという陽性感情を獲得していきます。
さて人見知りですが、人見知りというのは安全対象があるから起こるものでもあります。
例えば、よく子供が親の後ろに隠れたりしますが、親が自分を安全にしてくれるというのを認知した状態なのです。
つまり成長期に於いて良好な状況の場合が多いのです。
そうして、親の顔を見ながら大丈夫と意識する中で愛着が育っていきます。
親に認めてもらいながら、自分の能力を実感することを繰り返して、
親の存在、安心出来る存在を自分の心の中に取り込んでいくのです。
この取り込みが大切であり、自尊感情や肯定的自己感、
衝動や感情を制御する能力、良心や倫理観を育んでく基盤になっていくのです。
次回は、愛着形成が上手くいかなかった場合についても少し話をさせていただこうと思っております。
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