皆さんは山田かまちさんをご存知でしょうか?
社会、自分、世界と力強く真っ直ぐ向き合い、その才能を溢れさせながらも、17歳という若さでエレキギターの練習中に感電して亡くなってしまった。
山田かまちさんの名前は知っていたのですが、詳しいことを何も知らず、そんな中、群馬県高崎市にある山田かまち美術館に行ってきました。
1960年生まれて、元ボウイの氷室京介さん松井常松さんとは同級生だったそうです。
他の美術館同様、作品保持の為にも一定の気温に保たれた室内は夏でも快適であり、観覧料はなんと一般で200円という金額でした。
数々の絵画に、詩、文章の世界、それは言葉と言うより心や魂、いや人間という生物そのものを、原子を感じるような感覚でした。
思春期、青春期独特のエネルギーを力強く感じたのですが、そして持論なのですが、若い人の言う事は、あの年代の人達が言う事は大概の場合正しい。
何故なら自分の五感、更にそれらを超越した感性と対峙しながら物事を見て感じて考えているからだと思うのです。
やはり大人は、どこかでそれらを諦めて、諦めたことすら直視せずに理屈をつけて、自分を社会を納得させようとする。
例えば、諦めるとは明らかにすることであると言う言葉を、明らかに見ない為に使ってみたり…。
様々なことを考えながら、自分を振り返り、また青春期に思いを馳せたりしながら、今の自分を見直していく必要性や、他の動物ではなく人間という生物としての根源的な姿勢を考える機会にもなりました。
行き詰まっている時、方向に悩んでいる時等、山田かまちさんに触れてみることで、何らかの糸口が見つかるかもしれません。
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