先日、良いお話、良い物語をお聞きしたので、
かいつまんでのあらすじだけですが、ご紹介しますね。
昔にテレビで放送されていた日本昔話のお話しで、
「三尺三寸の箸」という物語だそうです。
ある男が、閻魔大王に命令されて、地獄と極楽を見学に行くことになり、最初に地獄を見学に行くと、昼食を食べるところでした。
長いテーブルにはご馳走が並んでいるのですが、箸も三尺三寸と長く、
口に運ぼうとするが入らない。
口に入らないことで怒り、傷つけ合っていく。
そういう状況が繰り広げられたので。、結果誰一人食べ物を口にすることが出来なかった。
次に極楽を見学に行くと、丁度夕食を食べるところでした。
同じく長いテーブルにご馳走が並べられて、やはり三尺三寸の長い箸が。
目の前のご馳走をつまむと、向かいの方が食べられるように口に入れている。
すると食べ物を口に入れてもらった方々は、
ありがとうございます。
今度はあなたの番ですね。
とお互いにご馳走を箸でつまんで口に入れ合っていたそうです。
男は両方の世界を見て、心の在りようを感じとったそうです。
同じ環境にあっても、心の在り方によって世界は変わってくる。
そして、お互いを傷つけ合うのではなく、お互いを思い遣る大切さ。
そんなことを教えてくれているような気がして紹介させていただきました。
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