自分の周囲の人の言動や態度に、過剰に敏感になる人がいます。
更には、相手の態度によって不機嫌さを表わにしてしまう人もいます。
その原因の一つに、自分の感じている世界観を、相手の中に見てしまうということがあります。
どういうことかと言いますと、例えば何か酷いことを経験した人が、世の中は酷いものだという世界観を持ってしまったとします。
その世界観を、相手の中にも重ねてしまうのです。
偏見の心理により、実際は自分が脅威を持つ相手ではないのに、心の奥で脅威に感じる気がしてしまうのです。
本人にその感覚はないし、それを信じて疑わない。
ただ相手は、悪気があってそう感じる態度をしているわけではないのです。
自分の心の中の問題を、外の世界で起きている問題と、勘違いしてしまわないこと、外化しないことが大切です。
錯覚は正しい解釈の邪魔をしてしまうのです。
相手の態度、言動というのは、相手側のこと。
コントロールすることではありません。
自分の処理出来ていない過去で、現在を見ない。
現在に当てはめてしまわないことです。
そして出来う人の中には、意地悪な人もいれば思い遣りのある人もいる。
その現実を冷静に見ることです。
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