前回の「トラブル」とも繋がる話になるのですが、今回は静かに対処していく心の持ち方やその方法、心の平穏について考えてみたいと思います。
空を思い浮かべてみてください。
天候は日々、時間によっても変わるものです。
私たちの身の回りに起こる事柄、環境もまた変わっていくものです。
そして天候と同様、自分ではコントロール出来ないこともあります。
環境が空であるとしたならば、その環境に伴って動く私たちの頭の中の考えは「雲」のようなものなのです。
雲は流れていくものだから、それに囚われる必要はないのです。
その時の頭の中の考え、感じ方、欲望であったり、怒りであったり、絶望感であったりは一過性のものであることに気付くことです。
自分の本来の姿、本質とは違うことを理解して、ゆっくりと手放していくのです。
そうしてゆっくりと心を観察していきながら、あなたが本来持っている心の静けさや心の平穏をみつけていくのです。
それは心の静けさや平穏を見つけ出していく力が自分の中にある、ということに気付いていくことでもあります。
これは心理学ではストレングスと呼ばれるものの一つなのですが、このストレングスが、あなたの人生に新たな光をもたらしていくのです。
たとえ周囲の環境は変わらなくても、自分の内面の世界は変わっていけるのです。
自分の内側にある平穏、平和を基盤として、日々の出来事を冷静に受け止められるようになっていきます。
あなたの人生を周囲に翻弄されることはないのです。
あなたは静かに解決策を見つけ出していけば良いのです。
内側からの変化は人生を変えていきます。
心に何を持つか、心が持っている思考や感情、行動がその人の性格や人生を形成していくのです。
心に何を持つかによって、人はその通りの人になっていきます。
人間ですからその時々で、色々な感情、考えを持つものです。
しかし、あなたの本来、本質に目を向けて、雲はやがて流れていく、と考えてみることです。
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