科学の発達は、生活様式や人間の思考、価値観などにも変化を及ぼしていると思います。
そしてこの世の中には、明確な正解のない(様々な視点で捉えた場合)大事なものがあると思うのです。
そして様々な試験問題には正解があります。
正解のある問題に答えることには慣れていても、正確のない問題を考えていく力が希薄になっているように思うのです。
世の中には、してはならない事というのがあります。
そこには、想像力が大きく関係しています。
人間は美しい心だけの存在でもなければ、正しい事だけを行う存在でもありません。
優しい気持ちになることもあれば、何か悪いことを企んでしまう時もあります。
そこで大事になるのが、待てと思う心なのではないでしょうか。
自分の中に内的規範を育て、行動を起こす前に待てと思う。
衝動的に動かず冷静に判断し行動する。
これには心のゆとりが重要だと思います。
心にゆとりができて、自分を大切にし、他人を思い遣ることも出来る。
心のゆとり、それを受け入れる素地を耕しておく。
正解のある問題を解くことも人生において大切ですが、正解のない問題を考える、感じる力もまた重要だと思うのです。
芸術にふれてみる、そんな時間も自分の心を、素地を耕してくれるのではないでしょうか。
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