今日5月23日は恋文の日です。
薔薇の季節にロマンティックですね。
薔薇の花言葉は、その本数や色、等々によっても変わのですが、概しては「愛」のようです。
恋文にも様々な形容があり、それらは言葉の羅列ではあるのだけれど、綴っているうちに何故だか素直な気持ちになってくる。
例えば、寂しかったり哀しかったりした思いを書こうとしていた言葉は、いつの間にか感謝の言葉に変わっていたり。
それは言葉が変わったのではなく、心が変わってきたのかもしれない。
そうして感謝の言葉を綴り終えたところで、ふっと脱力をして、「もういいや」と終わってしまう恋もあるのだけれど。
甘やかな想いを綴った恋文でも、いや尚更に「ありがとう」という言葉を綴るのだと思う。
もう少し安っぽくなく、本物っぽい言葉が浮かばないものかと思うけれど、でもそれしか言えない。
そうして恋文を交わしながら、幸せという言葉を、一緒に現実の事象にしていく。
こうして考えると、恋文を綴るというのは、人生を綴っていくことなのかもしれない。
それは人生を綴る序詞。
恋人同士が、問題の本質から目を背ける時に、どうでも良いような話ばかりを口にしたりもするけれど、きっとその問題を深刻にはしたくないから。
でもそれは同時に、お互いに対する理解から遠ざけてしまうこともある。
恋文の日は一年に一度だけだけれど、恋文を綴ることで素直な気持ちに辿り着けるのかもしれません。
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