抱っこしてもらいなさい

お悩み相談室

以前に、出張先の広島で伺った話をさせていただきました。
「行ってきます」というと「行って帰りんさいよ」と返してくれる。
「無事に帰ってくるんですよ」という温かい思いが込められている本当に優しい言葉ですよね。

今日は広島で伺ったお話のパート2です。
今の時代では無理な話でしょうが、小学校低学年の宿題のひとつに、「抱っこしてもらいなさい」というのがあったそうです。
家に帰って抱っこをしてもらう。
次の日、その感想を伝える。
「あたたかかった」
「うれしかった」
「なんだかほっとした」
子供たちは笑顔で柔らかな表情で答えたそうです。

きっと「無条件」に抱きしめてくれることが、居場所になるのでしょうね。

それは精神も肉体も。

もちろん私たち大人だって…。

なかには抱きしめてなんかもらえない子もいる。

私も子供の頃に「自分が生まれた時の話を聞いてきなさい」という宿題が出て、困惑したのを覚えています。
複雑に生まれ育ったものですから。
それでも「なんだよ」っていじける気持ちや寂しくて悲しい気持ちよりも、みんな何だか嬉しそうで良いな、家族って温かいものなのだろうな、という気持ちが勝ってほっこりとみんなを眺めていたことを覚えています。
それでも泣き出しそうだった私なのに、隣の席の子優しかったな。

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