私たちは有限の中を生きています。
もしも時間が無限にあるとしたならば、きっと人生は希薄になり、尊ささえも薄れてしまうのではないでしょうか。
それは例えば旅行に行くとして、有限だから、また持っていく荷物にも制限があるから、何を外して何を持っていくか精選されていくのです。
有限の時間の中に、普通にあるもの、普通にあると勘違いをしているものの大切さも、在る時にはなかなか意識をしていないものです。
失いそうになって、失って意識をする。
なので私たちが普段良しとしないものの存在も、そういったものの価値を認識する機会として必要なものなのかもしれません。
もちろん良しとしないものが、無いに越したことはないのだけれど。
人間の浅はかさ、傲慢さ、そういったものに目を向けながら、人間としての分際をわきまえながら、時間というものを大切に考える。
そういうことが重要なのかもしれませんね。
時間が解決してくれる、ということがあります。
人間にとって、忘れるということは重要な機能です。
そんなことを経験しながら、中身の濃い人生になっていく。
例えばあなたが自叙伝を書いたとします。
重要なのはページ数ではなく、中身なのではないでしょうか。
時間を大切に。
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