道に迷った時、どう生きるかのヒントを、また平時の時にも、人として温かく生きていける心の持ち方を求めて通ってきた相田みつを美術館。
東京国際フォーラムの長期大規模修繕工事の為、とても残念ですが今月28日の日曜日をもって閉館することになりました。
先日伺って来たのですが、館長であり息子さんでもある相田一人さんにもお会い出来て、いつもながら温かい優しい時間を過ごすことが出来ました。
日によっては、館長自ら館内のご案内、作品についてのお考えや裏話等伝えて下さる館内散歩のコーナーもあり、私も何度か参加させていただきました。
相田一人館長は、とても穏やかで温かみを感じさせてくれる素敵な紳士なのですが、結構ユーモラスな方でもあり、皆を笑わせてくれて、館内中が笑顔に包まれているとても柔らかな時間が流れていたことを懐かしく思いだします。
改めて相田みつをさんの言葉に作品に触れてみて、年齢と共に捉え方もまた変わっていたりと、色々と考えさせられる一日にもなりました。
作品によっては、脇にみつをさんや一人さんの解説等が展示されているのですが、そこにはまた素晴らしい内容が書かれていたりします。
新たな気付きもあり、先日伺った時には、みつをさんの奥様の素敵なお人柄が伝わるメッセージもありました。
独特な作りの休憩室も情緒があり、その脇には来館者の皆様の生きてこられた道、これから歩んでいきたい道について書かれたコーナーがあり、大切に読ませていただきました。
誰かの人生を味わわせていただいたり、思いを馳せてみたり…。
やはり私は、人と関わりながら、自他共に尊重出来るような仕事をしていきたい、温かく歩んでいきたいと、改めて思いました。
展示室が終わり、少し小径を歩くとカフェ(館内)があり、お洒落で落ち着いた雰囲気の中ゆったりと過ごすことが出来ます。
閉館が残念でなりません。
残り数日ですが、お時間がある方は行かれてみると、そこには柔らかな優しい時間が流れていますよ。
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