百聞は一見にしかずと言います。
ではその一見ですが、私たちの目というのは確かなものなのでしょうか?
常に何かに囚われていて、それを通して偏った見方をしてはいないでしょうか?
また木を見て森を見ずと言いますが、その様に目の前の木だけを見て、その世界が全てだと錯覚してはいないでしょうか?
そして一番に問題なのは、自分がそのことに気がついていないということです。
ありのままに見えていないことはたくさんあるものです。
反対に考えると、心掛け次第で目に写る情報を見直すことが出来るということです。
更に私たちは、物事を、人を白か黒かと決めて掛かりがちです。
白か黒かに決めようと二価値判断をしていく。
しかし実際にはグレーなことがたくさんあるものです。
グレーを見ていくのは勇気のいるものです。
何故なら、白か黒かに決めてしまえば、安心感を得られるからです。
グレーをきちんと見ていく。
受け入れたくないものを受け入れていく。
認めたくないものを認めた時に、自分がやるべきこと、考えるべきことが見えてくるものです。
広い世界を観ることによって、自分自身を俯瞰的に観ることが出来る。
そのことが、やがては自分自身を助けていくことに繋がっていきます。
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