福祉

お悩み相談室

長野県の福祉協議会の職員である川崎さんが仰っていた話です。

川崎さんは小さな頃から車椅子での生活をされながら、様々な出会いの中現在に至っているそうです。

ギタリストでもある川崎さん、パラリンピックでは布袋寅泰さんの隣で演奏さるていました。

さて、川崎さんが教えて下さった話、皆さん、片方の手首に輪ゴムを一本してみて下さい。

その輪ゴムを、もう片方の手を使わずに取る方法を考えてみて下さい。

一番簡単に取る方法を考えてみて下さいね。

答えは…

人に「取ってください」と頼むことです。

発想や方向を変えれば、福祉にも役立つと川崎さんは仰っいます。

更に福祉とは、「ふ」ふだんの「く」くらしの「し」したわせ、とも伝えてくれます。

普段の暮らし、それこそが大事なんだと私も本当にそう思います。

そして大変な事、大変な時には助けてもらう、助けてあげる、出来る事を助け合う。

誰かが困っている時に、それを伝えてくれる、そしてそれに応えていく。

それは実は嬉しいことでもあるのですよね。

承認欲求を満たしてもくれるし、脳科学的にも報酬系が活性化されて心地良さを感じさせてくれる。

困っていることを伝えてくれる、自分を見せてくれる相手に対して、人は自分の弱さも見せていける。

少しずつでも自分を出していける。

何よりも心が通じ合うということは、お互いにとって幸せなことです。

川崎さんの笑顔はとても柔らかくて温かくて素敵でした。

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