人は日々様々な悩みを持つものです。
悩む理由のひとつとして、直ぐに答えを求めるということがあります。
例えば誰かと喧嘩をした。
その時に「あの人が悪いんだ」と直ぐに善悪をつけようとする。
善悪をつける前に「自分は何でこんなに腹を立てているのだろう」と考えてみるとどうでしょう。
「何で」と自分に向き合ってみる。
とは言え、カッカ来ている時、更には体調が良くない時などは特に、冷静に考えていくのは難しいものでもあります。
それが人間の事実です。
ただ、私たちは自分の計りで物事を捉えて対処しようとする。
自分中心の計りで相手に当て付けようとするものです。
「私だったらこうするのに」
「あの人はなんでこう出来ないんだろう」
そう思うものです。
冷静でない時には、その自分の計りでさえ、くるっている可能性があります。
そして、急いで答えを出さなくても、答えは自分の心の中にあった、ということもあります。
全てのことは自分が悪いんだ、という考え方に、私は賛成ではありません。
この世界には、明らかに相手が悪いということもあれば、世の中が悪いということもたくさんあると思います。
ただ、事実はそのままでも、解釈の仕方は自分で変えられる。
解釈次第で、何かしら具体的に動ける可能性もある。
具体的に動くというのは、行動だけではなく、心の持ち方や心の動き方も含めてです。
一度落ち着いて、自分の心に問いかけてみてからでも、答えを出すのは遅くはないと思うのです。
コメント