自己主張

お悩み相談室

とりわけ日本人は自己主張が苦手なようです。

他国の方々と仕事をする機会などがあると、それを強く感じます。

相手の言いなりにはならず自己主張をしている。

日本の環境という要因が大きいと思うのですが、自己主張をすることが、何か悪いことをしている気がする。

何かこう自分が利己的なのではという気がしてしまう、という人も多いと思います。

それは誤った意識なのですが、従順を強いたり、強いられたりしてきた中で、その意識が育ってしまっているのだと思います。

そうして自己主張を抑えて我慢を重ねてきている内に、本来の自分がきちんと持っている自己価値を失っていってしまう。

例えば、何か失敗をしてしまった時に、人の脳は失敗を考えて学習して、成功の方向へ向かうように進化していく。

その失敗に対して、怒られ方が酷かったりすると、萎縮してしまい自己主張をやめてしまう。

自己主張をしなくなっていく。

進化する過程を止めてしまうのです。

それではどう考えていったら良いのでしょうか?

自己主張は脳のエクササイズだと捉えるのも一つの方法です。

主張をすることによって、言葉に出すことによって、脳は表現を考えます。

思いを表現しようとする過程に於いて、意識化されてくるものも出てきます。

気がつくことも出てくるのです。

そうしてそのエクササイズを経て、脳は少しずつタフになっていきます。

自己主張、それは新たなるチャレンジ、挑戦でもあります。

自己主張することに、罪の意識を持つことはないのです。

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