人間の本性というのは、自己中心性と切り離して考えることが出来ません。
古代ギリシャの時代から、今もなお人間の本質、本性は変わっていないのです。
そして自己中心性を上手にコントロールすることが出来ずに、遥か長い期間に渡り、同じような過ちを繰り返しています。
しかし人間は他の生物とは違い、脳が大きく発達して理性を身につけています。
理性的な生き方を選ぶことが、人間らしさでもあるのですが、善も悪も所有しているのが人間でもあります。
それをいかにコントロールするのか、それが人間にとって最も重要な核心になるのかもしれません。
そんな中、日々の生活の中では様々なトラブル、問題が起きます。
一つ解決したと思ったら、また新たな問題が起きてくる。
次から次へと問題が起きてきます。
しかしここで重要なのは、問題が起きるのは不幸なことではなく、当たり前のことなのだということです。
それはある意味、自然現象でもあるのです。
そしてその問題を、必要以上に大袈裟に捉えないことです。
問題にきちんと目を向けて受けとめる。
その時に、自分の今やるべきことが見えてきます。
自由とは、自分の判断と意思による行動でもあります。
自分で選ぶ、ということでもあります。
しかしそれは、いい加減さを可能にする危険性もはらんでいます。
自由である故の厳しさを、しっかりと認識する必要があるのです。
人間は、問題から全て解放されるということはなく、常に諸条件に縛られているものです。
そこから解放されることが自由なのではなく、その中で自分の在り方を自分で考え、選び、決めていく。
それこそが本当の自由なのだと思います。
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