解放された自分、自由な自分になっていくには、自分を受け入れることが重要です。
しかしそれがなかなか難しくて、自分で自分を受け入れられない、認めたくないものを認められない。
それにはそれなりの理由があると思うのです。
例えば、過度な期待をかけられて育ったり、反対に自分に興味を示してもらえなかったり、欲求不満な親に育てられたり。
或いは、社会に出てからの様々な環境の中で、少しずつ他人の目を意識するようになり、自分の価値を他者の決定の元に感じるようになっていったりと。
よく「ありのままで良い」と言われるけれども「ありのまま」でいられないのは、恐怖心を感じているからです。
他者の要求を、自分の中に内面化してしまっていては「ありのままで良い」と言われても、自分の心をどうすることも出来なくなってしまう。
先ずはここに気付き、今の自分の本当の姿を認めていくことです。
今の自分の本当の姿を認めた時に、ほっと安心感が生まれて、心の中の重圧から解放されていく。
ありのままでいる、自分自身でいるというのは、本来は楽なことなのです。
他者には自分を隠せても、自分に対しては自分を隠し続けられないものです。
その自分に対しての不自然さが、不安に結びついてしまうし、他者の価値に自分を委ねてしまうことにより、自分が幸せと感じることが怖くなってしまう。
他者の要求に逆らうことが怖くなってしまう。
自分が他者を思い通りになど出来ないように、他者も自分を思い通りになど出来ない。
そのことに気付くことです。
そして、自分を受け入れながら、過去の「ふり」をしてきた自分を少しずつでも訂正していく。
それが自由への第一歩になります。
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