醒めた目で問題を直視し、温かい心で対応する、という言葉があります。
醒めた目には、自分の内部に生ずる種々の感情を、自分の感情として否定せずに受け容れることが必要です。
それは何か問題が起きた時に、常に冷静沈着でいるというのとは違います。
様々な感情を持つことや、動揺するのは当たり前のことです。
それを否定しないことによって、ある程度なところで処理に向かっていこうと考えていけるのです。
その中で、問題を直視し、分析して、どうするのか判断を決めていくように向かっていきます。
学生時代に、数学の勉強に対して疑問を持つこともありますが、これは例えば、数式でも分かるところから解いていく、解きほぐしていくことが重要です。
人生の問題に於いても、先ずは問題をよく見て、何か解決の糸口になるところを探してみます。
前面が難しいようなら、後面はどうか、側面のどこかに抜ける方法がないかを考えてみるのです。
温かい心は、とてもシンプルな考え方の元にあるのですが、このシンプルな考え方が、人間には難しいようです。
それは、自分がされて嬉しく思ったことを人にする。
自分がされて辛かったこと悲しかったことを人にしない、ということです。
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