一難去ってまた一難
次々と煩わしい出来事がやってくると、現実から逃避して、重荷を投げ出したくもなるものです。
それでも、その重荷を背負い生きていく。
重荷で潰れてしまいそうな人もいれば、重荷を和らげて、自分の道を守る人もいます。
その違い、対処の仕方の違いとはいったい何なのでしょうか?
「智慧」という言葉があります。
智慧というのは、社会生活の中で身につけていく「知恵」とは違い、「ありのままの真実を見極める力」のことです。
「あらゆるものを明らかに見る」ということです。
私たち人間は自己中的な心で物事を見てしまう傾向にあります。
自分を中心に、思い通りになる人生を描きます。
それなので、こんな筈じゃなかったという出来事に出会うと、苦悩の中に埋没していきます。
先ずは、あらゆるものを、ありのままの真実を明らかにして見てみるのです。
そこから先で、今度は自分を中心にして、自分軸で、道を選ぶのです。
自分の意思で動くのです。
自分が納得して動いていくのです。
つまり自分がコントロールしているという感覚が大事なのです。
正しい情報を持ち、決定を自ら下すことが出来るという感覚です。
自分の意思で動くことによって、重荷は和らいでいくのです。
それは覚悟をして生きている、ということでもあると思うのです。
更には、このポジティブな対処の仕方が、ストレスから身体を守るクッション的なものになる可能性もあるのです。
コメント