「あう」という言葉には、色々な漢字と意味があります。
「遇う」には、人や物、出来事との偶然な対面を表す。
とあります。
「偶然」つまり、ふと、思いがけず、たまたまということです。
私たちがこの世に生を受けたこと、そのことにも「遇う」という言葉が繋がっているようにも思うのです。
この時代を、この地域を選んで生まれてきたのではなく、
また、思い通りになる世界に生まれてきたのでもないのです。
その、
思い通りにならない人生を引き受けて生きていく。
それが本来の私たちの姿なのではないか?と思うのです。
人生に行き詰まる。
そんな時には、「思い通りにならないものだなぁ」というのが、私たちの在り方だということを思い出してほしいのです。
それでもまた行き詰まっていく。
そうしてまた「思い通りにならないものだなぁ」と思い在りながら、
何度も何度も思い直しながら、自分を育てていくのだと思いうのです。
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