昨日は他者非難についてお話させていただいたので、今日は自己非難について考えてみたいと思います。
先ず、自分を否定する、自己非難をする人の特徴として、変化をおそれるということがあります。
自分が変わることを避ける、すなわち行動をしない。
では何故行動をしないのか?
それは、現状の不満よりも変化する不安をおそれているからです。
本当は、困難の克服に必要なのは行動していくことなのだけれど、行動をおそれる。
行動しないことによって、自分を守ろうとしているのです。
その結果として、心の深いところで自己を好きになれない。
そうして自己否定、自己非難をしてしまう。
この自己否定感は、他者との関わりの中で育ってきた可能性があります。
自分の人生、自分の世界の為に、相手を利用する、相手を犠牲にする人もいます。
そして、その犠牲にしてきた人というのは、犠牲になった人にとって、大切な人だった場合が多い。
そこをよく省みて、本当にその人は自分にとって大切に人として成り得たのかどう、今後も成り得るのかどうか考えてみることです。
人として敬っていける人なのか、そのゆがんだ価値観を、自ら自分に植え付けてしまったのではないか考えてみる。
そうして少しずつでも、真の心の安定を作っていくことによって、不毛な自己否定、自己非難から遠ざかっていくのだと思います。
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