自分の話を聞いてもらう。
アドバイスや解決がなくても、自分の心の中を誰かに聞いてもらうことで随分救われることもあります。
聞いてもらうことで、心の重荷が少し軽くなったり、問題を客観的に捉えられたり、自分という存在を確かめらたりすることがあるものです。
人には誰にでも、成長、成熟に向かって前進しようとする傾向性と力があります。
心の中を打ち明けることによって、自分でも気づいていなかった事に本人が気付いていく。
そして、自分の持っていた力や可能性に、本人が気付いていくのです。
話を聞くことに対して、人間と人間の間にある事実として、コミュニケートし得ないものもあります。
人間の限界に対する自覚と認識です。
相手の感情や思考を、ある程度は理解できても全てを分かることは不可能なことです。
その事実に謙虚になる。
そのことがとても重要だと思うのです。
話を聞いて、相手の全てがわかった。
そう感じてしまうことが、相手を自分の枠に当てはめてしまう。
相手の人格を尊重していないことに繋がってしまいます。
だからこそ、謙虚に誠実に相手の話を聞いていく、そのことが大切だと思うのです。
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