思い通りにいかないとき

お悩み相談室

世の中も、自分の回りでさえも、なかなか思い通りにいかない。

それが当たり前だと分かってはいるのだけど、どうしても納得がいかないこともある。

妥協したり出来ない、ここは譲れないということがあってよいし、時にはなくてはならないものです。

ただ視野が狭くなってしまうと、こうあるべきだ!という思いが強くなり、そうはならなかった時の落胆は大きくなり、自分自身も辛くなっていくものです。

ここで考えてみたいのが、どうしてもこうあるべきだと思う不自由さと、現実を受け止めながら、ある種の執着を手放す自由さがあるということです。

自分を解放する自由さです。

その自由さの中から視野を広げて、新たな展開への発想が生まれてくることもあります。

先程述べたように、確かに譲れないものや、相手側があまりに無礼なこともあります。

頭にくることもあります。

ただ、少し視点を変えてみたら、懸命にしがみつかなくてもよいこともあるのかもしれません。

実はそこに懸命にしがみつかなくてもよかったんだ、ということもあるのではないでしょうか。

やりきれなさを抱える、心の傷を抱える、それは辛いことです。

人生にはそういうこともあるものだ、と分かっていても、辛いですよね。

しかしながら、不安という感情もまた、人間にとってとても大きなものです。

どこかで、もう自分の心を解放してあげる。

そのことが不安の改善への一歩にもなります。

この世は不常であり、変わらないものは何一つとしてありません。

それはならば、過去から解放されて、心を自由にして、新しい世界を作りだしてみる。

そんな考えもひとつの方法かもしれません。

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