気が楽になる考え方⑥

お悩み相談室

外的価値と内的価値という言葉があります。
使われ方は多様ですが、ここでは心理学的解釈で話を進めてみたいと思います。

文字通り、外的価値は人から受ける、人が決める価値で、
内的価値とは、自分が決める自分で感じる価値のことです。

人の評価も、気付いていなかった自分に気付いたりと、成長に繋がることもあるでしょう。
重きを置きたいのは内的価値です。
内的価値はあなたの「土台」になります。
外的価値は相手の評価次第。相手が揺れれば、こちらも揺れてしまいます。
外的価値をあまり気にすることはないのです。

また気をつけなければならないのは、ずるさは変装をしてやってくるということです。外的価値が気になる時には、相手をよく見ましょう。
喉が乾いていたら、濁り水だと気づかずに飲んでしまう。

例えば、アウトドアに出掛けるとします。
私たちは晴れの日を知っているから、雨の日は避けて晴れの日に合わせて出掛けます。もし、晴れの日を知らなかったら、朝起きてなんだかおかしいな(変装している)と思っても出掛けてしまいます。
気付いた時には土砂降りなんてことだってあるかもしれません。

これを読んでくれている未成年の皆さん。
もちろん大人のケースでもですが、特に子供さんたちへ。
世の中には、自分には問題がないということも多くあるのです。
自分の価値を自分でさげることはないのです。

そして諦めることはありません。
人は皆、良い部分も悪い部分も持っていますが、自分を律して良い部分をだしていこうと生きている人もちゃんといます。
優しい人たち、思い遣りのある人たちもちゃんといます。
自分を律することを、自律、自立だと言うのだと私は思っています。

でも、自分を律してもひとりで頑張ろうだなんて思わないで良いのです。
辛いこと、悲しいこと、苦しいこと、誰かと共有して良いのです。
友人に知人、親や兄弟、今ひとりでいる方には私たちカウンセラーもいます。
私達人間はひとりで生きていくようにはプログラムされていません。

もしも親しい人に裏切られてしまっても、諦めないでほしい。
その人があなたの価値を決める全てではありません。
その人があなたを守る全てではありません。
⑦に続きます。

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