理性的に物事を考えて決断したはずなのに、感情が邪魔をして苦しくなってしまうということがあります。
それくらい人間にとって感情とは大きなウエイトを占めるものです。
勉強でもトレーニングでも「自分がこうしたいから動く」そんな時にはわりと楽に動けるものです。
反対に「頭では分かっているけれど心がついてこない」そんな時に動くのはしんどいものです。
例えば、人間関係や会社関係などで、理不尽な目にあったとか、嫌な思いをしているとします。
色々と考えて、相手にきちんと伝えた方が良いという結論に至ったのですが、それは今ではない。少し待ってタイミングを計って準備もしてから伝えた方が良いと、あなたは理性的に考えました。それなのに、頭では、理性ではそれを分かっているのだけれど、どうにも心が、感情が許せない。感情がザワザワして静かになっていかない。待てない。
それではどうしてたら良いのか?
理性だけで動こうとせずに、理性と感情とセットで動く。それではその為には?
それは、その事を聞いてくれる誰かに話すということです。誰かに話すことによって、自分の感情が確認出来る。「自分がこうしたいんだな」ということを再確認する。更なる効果として、「タイミングを計り少し待つ」と宣言した事により、自分で自分の感情を納得させることも出来るのです。「自分がこうしたいんだな」と思えば、案外楽に待てるものです。
急いては事を仕損じるという諺のように、焦ってしまっては本来の目的を見失う可能性が高くなってしまいます。
今回は、相手に聞いてもらうというよりは、自分が話すということが大事になるので、状況をよく把握していない相手でも大丈夫、良いと思います。内容的に身近な人には話しづらいという方には、私もいます。
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