全盲の中学教師、よしのり先生の記事を、少しですがご紹介します。
国語教師として順風満帆な日々を送っていたそうなのですが、網膜剝離により片目を失明してしまい、その後もう片方の目も視力を失ってしまいました。
もう生きていく希望さえも失ったと感じた先生は、奥さんに思いを伝えたそうです。
奥さんは「あなただけが苦しいんじゃない。そんなに思うののなら家族みんなで」
「それは出来ない」と言った先生に対して「だったら生きましょうよ」と話しました。
その後教員として採用してくれる学校があり、無事に定年を迎えられたそうです。
埼玉県にある長瀞中学にて、生徒を声で覚えて、生徒たちは、教室に点字シールを貼ったり、給食のパンの位置を教えたり、先生は努力したところも自分のずるいところも、そのまま見せて関わったそうです。
脳科学的には、自ら他者の為に行動をするということは、脳内の報酬系の回路が活動し、幸福感に繋がっていきます。
それでも。
生徒「その時に私も協力して、私も心を開いて、力になりたいと思った」
先生「私ひとりで何が出来るの?出来ないでしょ?」
先生「みんなのサポートがなかったら、無理だったと思います」
生徒「辛いことがあっても、なんでも乗り越えられるんだろうなと思った」
生徒「よくやったなと思うし、よく助けられたなと思った」
「こころ」というものは、存在しているのではないでしょうか。
「こころ」はちゃんと存在しているのではないでしょうか。
卒業生がよしのり先生にICレコーダーをプレゼントしました。
人間はやはりひとりでは生きていけないんだなと思いました。
最後に、よしのり先生が生徒さん達にいった言葉です。
「なんてお前達はハートのいいやつなんだろう」
なんて素敵な言葉でしょう!
ps
記事から抜粋させていただいたので、誤って伝わってしまった箇所がありましたら、申し訳ございません。
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