不安を抱え、更には様々なストレスの中、心身共に疲れてしまっている人がいます。
不安を抱えているのだけれど、その不安に対する具体的な取り組みはしないでいる。
心配ばかりを繰り返しているから、更に不安は募っていき、やがては不満も募ってきた。
何かしら具体的に動けば、事態は変わる可能性があることは分かっているけれど、動こうとはしない。
願望は持っているが、実現させる為の具体的な行動はしないでいる。
端から見ていると、こんな風に考えてみたら良いのにと思ってみたり、何かしら動きだせば良いのにと思ってみたりするものです。
ですが、その人達が求めているのは、具体的なアドバイスではありません。
また励ますつもりで言ったことが、逆効果になることもあります。
何故なら、もう疲れきってしまっているからです。
具体的なアドバイスをされても、動く気持ち、気力が無いから、困るのです。
今そのつもりは無いから、困るのです。
今、その人達が求めているのは、同調してくれる人であり、同情論なのです。
心を癒したいのです。
人は心が癒されて、初めてエネルギーが湧いてくるものです。
その為に必要なのが、その為に重要なのが、感情を吐き出すということです。
感情を吐き出す機会、それが前向きに考えていくエネルギーを失った人には救いになります。
具体的なアドバイスが欲しくなるのは、エネルギーが蓄えられてきてからなのです。
先ずはゆっくりと話を聴いてあげることです。
相手の感情に寄り添ってあげることです。
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