新年、人それぞれに様々なお願い事をします。
願い事、思い描いていたことが叶ったならば本当に嬉しいですよね。
これで幸せになれる、これでようやく安心出来る。
では叶うことで本当の安心に繋がるのでしょうか。
もう心配したくない。
もう安心したい。
それなのに、願いが叶ったらまた新しい幸せを手に入れたくなってしまう。
また新たな心配事が出てきてしまう。
それが人間なのです。
叶わなくても大丈夫。
思い通りにならなくても大丈夫。
それも人間なのです。
あなたの本当の幸せとは何なのでしょうか。
本当の意味で安心出来るというのは、どのようなものなのでしょうか。
例えば望んでいた全てのものが手に入ったとしても、今度はそれを失ってしまうのでは、と不安になってしまう。
そこに本当の安心はないのではないでしょうか。
たとえ不安があっても、他人と比べて足りないものがあっても、あなたがあなたでいることが、安心感なのではないでしょうか。
命は尊いものです。
人の命もまた尊いものです。
あなたがこの世に、あなたのまま存在していることが尊いのです。
だからあなたが泣きたい時には、泣いてよいのです。
楽しい時には笑って良いのです。
あなたらしさを取り戻して、あなたらしさを大切にする、あなたの命を大切にする。
そこに安心感がうまれ、それこそが尊いことなのです。
時に人間は、色々な出来事の中で、自分を見失ってしまうものです。
自分を見失ってしまうと、自分のことが見えなくなってしまう。
他人のことも、世の中のことも見えなくなってしまう。
大切なのは、あなたがあなたでいることが何より尊いことだということに、気がつくことです。
いつの時代に生まれたとしても、どこの国に生まれたとしても、男性であっても女性であっても、地位や名誉があろうがなかろうが、健康であっても健康でなかったとしても、見た目がどうであろうが、今がどんな状態であったとしても、あなたの存在そのものが尊いのです。
これら全ては外側です。
外側で、人を判断することはないし、自分を判断することもないのです。
弱点があってもいい。
外側ではなく、あなたの存在そのものを尊重してくれる。
そこには安心感が、幸せがあると思います。
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